【ゲームの基本構造】シングルルーザーゲーム

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システムの概要

シングルルーザー、一人だけが負けるルールです。
3人以上でプレイし、敗者が一人のみになるシステムです。

解説

このシステムの特徴は、「一人だけが負ける」ものです。
言い換えるならば「自分より下の順位に1人でも居れば勝ち」というルールです。

このルールは、自分自身が勝ちに行くよりも他のプレイヤーを邪魔したほうが良いのではないか?と考える機会を持たせる事が出来ます。
トランプカードで有名な「ババ抜き」をイメージすると分かりやすいはずです。
仮に最下位争いに参加しても、1枚のババを相手に持たせて抜ける事が出来れば勝利側に回ることが出来るのです。

このルールを採用しているゲームでは、敗者が決定したと同時に「勝者内での一位(MVP)を決める」こと明記されている場合があります。
しかし、「勝者になれた」という感動が大きいのか、実際にMVPを決める手順は無視するプレイヤーが多いようです。

また、日本に限らず「途中で躓いてしまったプレイヤーを叩く」というプレイスタイルが忌避されるようになり、最近のゲームでは採用されにくいルールです。
1回でもミスをしてしまうと他の全プレイヤーから標的にされてしまい、自分の順位を回復することが難しくなってしまう、というのもよくあるパターンです。
※ごきぶりポーカーが良い例でしょうか?

裏を返せば、上述のようなパターンに陥らずに「誰しもが敗者になりうる」ゲームを作れるかどうか?を考えられます。
システムを探求する余地が多く残されており、まだまだ未開拓のジャンルだと言えます。

実際に採用されているゲーム

・「アルカトラズ:ザ・スケープゴート」
・「ごきぶりポーカー」
・「ジェンガ」
・「ババ抜き」
・「キャプテン・リノ」
他…

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