自作ボードゲームまでの大まかな流れ
ボードゲームが好きな方は一度ならず「自分だけのボードゲームを作ってみたい!」と思ったことがあるのではないでしょうか?
他にも、「知育玩具やボードゲームを子供の教育に活用したい…!」と考えている方もいるのではないでしょうか?
かくいう私も、常日頃から(あー、ボードゲーム作ってみたいなぁ…)と思うばかりです。
実際に「ボードゲームを作る」ためには、下記のような手順が必要となります。
1.ストーリーを考える(テーマ・世界観・背景など)
2.ルールを決める
3.テストプレイをする
4.ルールを修正する
(納得が行くまで3,4を繰り返す)
5.製品化(コンポーネント、パッケージ、説明書など)
「知育玩具を作る」なら、少し気をつけるべき部分がある以外はボードゲームを作る場合と同じです。
1.対象年齢を設定する(就学前、小学校低学年など)
2.何を育てたいのかを考える(手指の巧緻性、論理的思考力、足し算・引き算、語彙力など)
3.ストーリーを考える
4.ルールを決める
5.テストプレイをする
6.ルールを修正する(5,6の繰り返し)
7.製品化
※対象年齢が就学前の場合は、「口に入れても大丈夫か」「誤飲しないか」には特に気をつけます。
※小学生向けならば、「読めない漢字がないか(ふりがながあればOK)」「得点計算に習っていない四則演算がないか」などに気をつけます。
例えば「正負の数(0よりも小さいマイナスの数)」は中学1年生以降の範囲なので、気をつける必要があります。
その1.ストーリーを考える
いつでも修正を行える部分なのでまずは自由に決めましょう。
興味のあること、朝ごはん、外を歩いていて目についたもの…etc
どんなものでも題材にすることが可能です。
最近だと、人気Youtuberになったり、謝罪会見がテーマになっているものもあるようです。
ゲームの世界観は、
デザインやコンポーネントなどに大きく関わってくる部分です。
ですが、実際にパッケージを考えるのはまだ先なので、最初の時点では大まかな方向性だけがあれば良いです。
その2.ルールを考える
ゲームの根幹に関わる部分です。
多くの人が挫折をする部分でもあります。
オリジナリティを出そうとすると、「なんか見たことあるゲーム」と感じてしまい、ボツの方が増えてしまいがちです。
まずは、既に出ているゲームのルールを1~3個組み合わせて作ることがおすすめです。
「トランプのスピード」+「しりとり」を組み合わせた「ワードバスケット」などが良い例です。
更に細かくルールを考えていくときは、既存のゲームに含まれている「システム」を分解し、組み合わせると良いです。
おおまかには、
① ゲームの構造(対戦型、協力型、チーム戦か、など)
② 手番の決め方(常に同じ順番、同時の手番、ランダム、など)
③ 手番中のアクション(回数制限がある・ない、妨害、カードをプレイ、など)
④ アクションの解決(解決の優先順位、競合した場合、除去する方法、など)
⑤ ゲームの終了と勝利条件(何をしたらゲーム終了か、何をしたら勝ちなのか)
最低限、この5つの要素を満たしていればゲームとして成立すると考えられます。
追加でプレイヤーコマの移動、裏切り、従業員の雇用などの要素も組み込むことが可能です。
これにより、自作のゲームにオリジナリティを持たせられるようになります。
あるいは全く新たなシステムを考案し、それを取り入れることも可能かも知れません。
既存のボードゲームに含まれるシステムを以下にまとめています。
自作ボードゲームの参考にしてみてください。(順次更新)
・ゲームの基本構造
・手番の決め方
・手番でのアクション
・解決
・ゲームの終了条件
・不確実性
・エコノミー
・オークション
・ワーカープレイスメント
・移動
・エリアコントロール
・セットコレクション
・カードメカニクス
※参考文献 Geoffrey Engelstein, Isaac Shalev,ゲームメカニクス大全 ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛け,株式会社翔泳社,2020年,ISBN 978-4-7981-6473-1
その3.テストプレイの準備
ルールの組み合わせが決まったら、実際にテストプレイをします。
多くの場合、「カード」「サイコロ」「チップ」「コマ」などがあれば、テストプレイがしやすくなります。
また、単語カードや名刺カードなどを使えば、「同じサイズのカード」を多く用意することが出来ます。
例えば…ドミニオンのようなゲームであれば裏面に「銅貨」「銀貨」「金貨」などを書くだけでテストプレイ用のカードを用意することが可能です。
上記の画像にある「単語帳」や「タイル」、「サイコロ」などもすべて100円均一で大量に買うことが可能です。
では、テストプレイの準備がある程度整ってきたら、実際のテストプレイへと進みましょう。
※テストプレイは「してもらう側(製作者)」と「する側(プレイヤー)」の2つがあるので、注意です。
その3-1.テストプレイをしてもらう[序盤]
ゲームの製作者として、誰かにテストプレイを行うとき、そこには3つの段階があると考えます。
3つを[序盤]・[中盤]・[終盤]と分けると、下記のようになります。
[序盤] ゲームのストーリーとルールが噛み合っているか
[中盤] 組み合わせたルールが機能しているか
[終盤] 初見の人が想定したプレイ時間やルールで遊べるか
その3-1では[序盤]として、ストーリーとルールが噛み合っているかを検証します。
製作者側として、最初に下記の流れでテストプレイを行います。
① ゲームのストーリーを説明する。
② 構造(対戦型、協力型、チーム戦か、など)を説明する。
③ 手番の決め方と、手番に行えるアクションを説明する。
④ ゲームの終了条件と、勝利条件を説明する。
※特別なアクションや独自のルールなども説明に加えます。
もしストーリーとルールに矛盾があったら、「ストーリー」か「ルール」のどちらかを修正します。
「ストーリー」を修正するなら、「ルールを活かせるようなストーリー」にします。
「ルール」を修正するなら、「ストーリーを活かすようなルール」にします。
共通しているのは「自分がそのゲームを作る時に絶対に譲れない柱を建てる」ことです。
※デッキ構築系のゲームとは、「ドミニオン」が代表的なゲームで、場に出ている[効果を持つカード]を選んで山札(デッキ)に加えるというアクションを繰り返し、ゲーム中に山札(デッキ)を作り上げ、勝利を目指すタイプのゲームです。
その3-2.テストプレイをしてもらう[中盤]
無事にストーリーとルールが噛み合いそうであれば、実際にルールが機能しているかを検証します。
大事なのは「ルールが死んでいないか」という視点です。
とはいえ、本ホームページで紹介しているルールだけでも184種類以上が存在しています。
一つ一つ気をつけるべき点は違うので、まずは下記の視点でテストプレイを行ってみましょう。
① 個人戦・チーム戦では、立場によって極端にパワーバランスが崩れていないか
② 手番が必ず先手(後手)有利になってしまっていないか
③ 手番でのアクションがワンパターンで勝てるようになっていないか
④ 3回・4回とプレイしてゲーム終了・勝利までの勝ち筋がいつも一緒でないか
上記の4点は特にゲームの面白さに直結する部分ですので、まずはしっかりと調整を行いましょう。
ルールを一部変える、新たなルールを加える、不公平さを生むルールを消す…などです。
この段階では、製作者側とテストプレイヤーには大きな食い違いが生まれるときがあります。
例えば、「この効果はいつでも発動できる」というアクションを組み込んだとします。
このアクションを「(自分の手番中に)いつでも発動できる」と考えていた製作者と、
「(誰の手番であろうと)いつでも発動できる」と捉えていたテストプレイヤーのように、です。
このような小さな認識の差は、「ルールブックに書かないと間違って伝わること」なので、
気付いた時点でメモに残すようにし、製品化のときに組み込めるように準備をしておきましょう。
その3-3.テストプレイをしてもらう[終盤]
いよいよ自作ボードゲームまで秒読みの段階まで来ました!
3-1,3-2を経て、ストーリーとルールもしっかり機能していると思います。
この段階のテストプレイはルールブックやコンポーネントの作成につながる部分です。
最後まで気を抜かず、しっかりと自分の想いを形にしましょう!
ここでは初見の人が想定したプレイ時間やルールで遊べるかを検証し、問題がなければ製品化です!
① ゲームの準備は誰でも簡単に出来るようになっているか?
② ゲームのプレイ時間はどれくらいか?
③ 解釈の分かれるようなルールが書かれていないか?
④ 進行に必要なコマやサイコロはあるか?
上記の①~④までをしっかりと検証し、最後のテストプレイでは
「製作者がヒントを出さずに準備~ゲーム終了まで通してプレイすることが出来るか」
を確認して、問題がなければ製品化の準備をしましょう。
コマやサイコロなど、コンポーネントはテストプレイ中に限り代わりのナニカを使用して構いません。
その3-おまけ.テストプレイをする側として
ボードゲームのテストプレイには、「してもらう側(製作者)」と「する側(プレイヤー)」が存在します。
製作者側の流れは上述した通りですが、プレイヤー側として立ち会う場面もあるはずなので、
一度、おまけとして扱いたいと思います。
まず、全てのテストプレイに共通するのは、
・否定的な言葉を使わない(ダメ、違う、面白くない…など)
・気になった点は具体的に教えてあげること
・少しでも分からない部分があればすぐに質問をすること
です。
「何を、どのようにすれば、良くなるのか」を伝えて上げてください。
ゲームが面白いのは「頑張った分だけ目に見えて成果が貰える」からです。
頑張ってみても否定ばかり食らうのでは、ブラック企業と何も変わりません。
作る側も遊ぶ側も楽しいから、楽しいゲームになるはずです。
[序盤]のテストプレイに参加するとき。
製作者側はまず、ストーリーとルールが噛み合っているかどうかを検証したいと考えています。
おおまかに言うと、
「このストーリーって面白そう?」
「ルールとストーリーがつながるのをイメージできる?」
ということを教えてもらいたい段階です。
そのため「ルールが甘い」「作り込みが足りない」などは当たり前の段階です。
「このストーリーのこだわりってどこ?」
「ストーリーはルールにどう関わってくるの?」
など、一緒にゲームの設定を考えられるような、妄想を広げられるような視点で遊んでみましょう。
[中盤]のテストプレイに参加するとき。
製作者側は、組み合わせたルールが機能しているのかどうか?を検証したいと考えています。
この段階ならば、ある程度のゲーム性が出来ているはずなので、ゲームの開始~終了・勝利までのルートがなんとなく見えるようになっています。
「この効果が強すぎてバランスブレイカーだよ」
「結局○○のキャラだけ使っていれば勝てる?」
「△△にも活躍の目が出てほしい」
など、ルール全体が調和を持てるようなアドバイスを探しながら遊んでみましょう。
このときの具体的な感想は、製作者側にとって何よりも価値のあるアドバイスになります。
[終盤]のテストプレイに参加するとき。
製作者側は、初見の人でも補助無しで最後までプレイできるのか?を検証したいと考えています。
もう既に製品化一歩手前なので、1つの完成されたゲームとして遊べる状態になっています。
「初見だと○○分くらい掛かったけど、慣れたら△△分くらいで終わりそう」
「遊ぶ時にメモ帳(ホワイトボード)があると便利かも」
「□□が尽きたらどうするの?」
「ルールに乗っていない××はどう処理をするの?」
など、製品化した時に困らないよう、ゲームのデバッガーとして遊んでみましょう。
ここでの意見が、そのままゲームのパッケージやルールブックに反映されるのです。
その4.製品化
いよいよ完成したゲームを製品化する段階です!
どのようなゲームにおいても必要となる(はず)の
・パッケージ(外箱)
・ルールブック
・カード
の3つに関して、扱いたいと思います。
特に「パッケージは製品の顔」となる部分なので、これによって売上が2倍・3倍以上変わってきます。
全てのデザインと、盛り込むべき内容を決めたら製品化をしますが、
基本的には「印刷業者へ委託をする」こととなります。
「パッケージは製品の顔」と先程書きましたが、手作りで製品化した場合、どうしても見た目が悪くなってしまうのです。
業者へお願いすることで、ゲーム自体が「長持ちする」だけでなく「インテリアとしても飾れる」ような仕上がりとなります。
製品化の最後の章にて印刷業者の候補を紹介しますので、参考にしてみてください。
その4-1.パッケージ(外箱)を作る
上の画像のような化粧箱が一般的ですが、どんな大きさであれ「ふた」と「身」に分かれます。
「ふた」の場合は、前面・上面・下面・左面・右面の5つで構成されており、
「身」の場合は、裏面・上面・下面・左面・右面の5つで構成されています。
合わせて10面あるものの、目に付く部分は「ふたの5面全て」と「身の裏面」の6面のみです。
この2枚の画像では、組み立てた時に正位置の方向がどこに来るのかを表現しています。
「ふた」だと「前面/下面」はそのままデザインしても大丈夫ですが、
「上面/左面/右面」は向きに気をつけなければ上下逆に印刷されてしまいます。
また、灰色の部分は組立時に折れ曲がる部分であったり、印刷時に切れる部分です。
プレイ時間やプレイ人数など、大事な情報が被らないようにしておきましょう。
化粧箱に乗せるべき情報として、
「プレイ時間」「プレイ人数」「対象年齢」
「簡単なゲーム紹介・またはルール紹介」
「内容物」
などが挙げられます。
どれも必須というわけではなく、デザインは自由ですが、あると親切です。
その4-2.ルールブックを作る
ルールブックはゲームを遊ぶために必要な情報を全て詰め込みます。
製作者に変わってゲームを1から説明してくれるものになるので、
① ゲームの概要(ストーリー)
② 内容物の確認(コマやカード山など、専門用語の紹介)
③ ゲームの準備(準備が完了した状態の写真があると良い)
④ ゲームの勝利条件
⑤ 手番の決め方
⑥ 手番中のアクション
⑦ アクションの詳細
⑧ よくある質問/プレイ中に困ったら(テストプレイ中に出たQ&A)
⑨ スペシャルサンクス/連絡先
上記のような流れで作成するのが一般的です。
最低限、②~⑥を満たしていればプレイは可能です。
特に気をつけたいのは、「オリジナルの専門用語はきちんと説明をしてあげる」ということです。
例えば、「移民船」と「交易船」の2種類のコマがあり、それを総称して「宇宙船」と書き込む際は「宇宙船(移民船または交易船)」など、一言添えておく必要があります。
「ダイスを振って宇宙船の移動力を決定します」と書いた際に「どっちの船?」となってしまいます。
作成時のレイアウト、デザインは特に決まってないのですが、
「プレイ中に常に開いておきたい箇所」を出来るだけ1ページ内にまとめられるようにします。
初めてプレイする人が傍らにルールブックを置きながら遊ぶ時に、ページを行ったり来たりすることを防ぐためです。
アクションの説明文が途中で途切れており、次のページに行っている。
しかも、次ページに説明されている専門用語は前のページにある…などは、あまり良くないですね。
もし「説明の文章が長くなりすぎてしまう」のであれば、「写真や画像を用いる」のもアリです。
特にゲームの準備などでは、「完成形の写真」が1枚あるだけで文字の何倍も早く伝わります。
その4-3.カードを作る
ゲームプレイで必要なカード(またはタイルなど)は、ゲーム上必要なデザインを施します。
デザインや文章、フレーバーテキストなどは全て自由ですが、
カードの場合は「サイズを選ぶ」ことに悩むことがよくあります。
一般的なカードサイズと、特殊なカードサイズを下記に画像としてまとめました。
必要であればaiファイル(イラストレーター)もダウンロード出来ますので、確認してみてください。
※どちらも実寸でサイズを指定し、作ってあります。
また、特に気をつけるべきは、「箱に収めたときの大きさを考える」ことです。
ボードゲームの劣化を防ぐためにスリーブを被せると、「箱にカードが収まらない」ことがあります。
スリーブを被せても箱に収納できるように設計できれば、とても親切だと思います。
その4-4.業者へ委託する
外箱、ルールブック、カードのデザインが決定したら、業者へ委託をしましょう。
少し上にも書きましたが、「長持ちする」だけでなく「飾っても美しい」のはやはり業者委託です。
売上にも直結しますし、何より長く遊べるゲームの方が作り手としても嬉しいものです。
サイコロやコマ、特殊なタイルなどはここでは解説を入れませんが、
業者ごとにコンポーネントを一括で頼めるパックなどもあるので、テンプレに従って作成できます。
とはいえ、最近では様々な業者がボードゲーム制作を後押ししてくれるようになりました。
ここでは一部ですが、ゲームマーケットの出展でもよく利用されている業者を紹介します。
・萬印堂
パック名・内容 | 料金 | 送料 | セット数 |
【小ロット応援パック】 ・カード(ポーカーサイズ) ~36枚まで ・説明書(B5変形サイズA) 1枚 ・化粧箱(ポーカーサイズ20) 1箱 | 38,500円 (税込) | 無料 | 50セット |
【試作パックA】 ・カード(ポーカーサイズ) ~72枚まで ・説明書(B5変形サイズA) 1枚 ・化粧箱(ポーカーサイズ20) 1箱 | 13,200円 (税込) | 無料 | 2セット |
【試作パックB】 ・カード(ポーカーサイズ) ~72枚まで ・説明書(B5変形サイズA) 1枚 ・化粧箱(ポーカーサイズ20) 1箱 | 22,000円 (税込) | 無料 | 5セット |
【試作パックC】 ・カード(ポーカーサイズ) ~72枚まで ・チップ(円形25ミリ) ~96枚まで ・説明書(A4サイズ) 1枚 ・ゲームボード(A4二つ折り、A3二つ折りから1つ選択) 1枚 ・化粧箱(A5サイズ30、A4サイズ30から1つ選択) 1箱 | 33,000円 (税込) | 無料 | 2セット |
・盤上遊戯制作所(カード・チップ・化粧箱・コマと詳しく注文できます)
パック名・内容 | 料金 | 送料 | セット数 |
カード(63mm × 88mm:ポーカーサイズ) 1ゲーム26種各1枚 | 印刷@465円(200セット・税抜) 丁合@60円(200セット・税抜) 絹目エンボス@20円(200セット・税抜) 絹目以外エンボス@50円(200セット・税抜) | 送料込み (個別発送は別途料金) | 200~500 (別途見積もり可能) |
カード(63mm × 88mm:ポーカーサイズ) 1ゲーム37種各1枚 | 印刷@565円(200セット・税抜) 丁合@80円(200セット・税抜) 絹目エンボス@20円(200セット・税抜) 絹目以外エンボス@50円(200セット・税抜) | 送料込み (個別発送は別途料金) | 200~500 (別途見積もり可能) |
チップ・タイル(15Φ円形):72面/シート (※1シート72チップです) | エンボスなし:43,000円(税抜) 絹目エンボス:48,000円(税抜) 絹目以外のエンボス:51,000円(税抜) | 送料込み (個別発送は別途料金) | 50~500シート (別途見積もり可能) |
チップ・タイル(15mm×15mm四角):117面/シート (※1シート117チップです) | エンボスなし:65,000円(税抜) 絹目エンボス:71,000円(税抜) 絹目以外のエンボス:74,000円(税抜) | 送料込み (個別発送は別途料金) | 50~500シート (別途見積もり可能) |
パック名・内容 | 料金 | 送料 | セット数 |
カード・スタンダード(63mm×89mm) グロス加工なし | 12枚:15,400円(税込) 24枚:22,000円(税込) 36枚:28,600円(税込) 48枚:35,200円(税込) 60枚:41,800円(税込) | 4,000枚ごと1,100円(税込) | 50セット |
カード・スタンダード(63mm×89mm) グロス加工なし | 12枚:21,890円(税込) 24枚:34,980円(税込) 36枚:48,070円(税込) 48枚:61,160円(税込) 60枚:74,250円(税込) | 4,000枚ごと1,100円(税込) | 100セット |
キラカード(63mm×89mm) | 30枚:10,290円(税込) 50枚:13,480円(税込) 70枚:16,670円(税込) 100枚:21,450円(税込) 150枚:29,430円(税込) | 4,000枚ごと1,100円(税込) (分納1箇所につき+924円) | 30枚~1000枚セットあり カードセットにも同梱可 |
化粧箱シングル 外寸:高28mm 幅74mm 奥102mm 内寸:高25mm 幅66mm 奥95mm ※スタンダードカードが70枚入る | 10セット:3,520円(送料・税込) 11~100セット:1セットごと+240円 101セット~:1セットごと+220円 | 送料込み | 10セット3,520円は共通 11~100セットまでは240円で1セット追加 101セットからは220円で1セット追加 |
カード化粧箱ダブル 外寸:高31mm 幅144mm 奥101mm 内寸:高27mm 幅66mm×2 奥94mm 間仕切りを取ると幅135mm ※スタンダードカードが160枚入る | 10セット:4,620円(送料・税込) 11~100セット:1セットごと+340円 101セット~:1セットごと+320円 | 送料込み | 10セット4,620円は共通 11~100セットまでは340円で1セット追加 101セットからは320円で1セット追加 |
・タチキタプリント
ボードゲーム以外も色々対応可能の業者です。
オンライン見積もりが可能。
・リトルフューチャー
少ない枚数であれば小ロット印刷が可能。
200セットを下回る場合は割高かも知れません。
その5.販売を行う
製品化が完了したら、ゲームの販売を行いましょう。
あくまで「おまけ」の章です。
販売方法その1.ネット通販を利用する
現在は誰でもネットショップを開設することが可能です。
メルカリ・ヤフオク!・BASE・BOOTH・STORESなど、個人でショップを開くことが簡単にできます。
メルカリ・ヤフオク!はアカウントを作成し、商品画像・情報を打ち込むだけで簡単に出品が可能です。
BASE・BOOTH・STORESはアカウントを作成し、ショップレイアウトを設定する必要があります。
テンプレートも用意されているので、誰でも簡単に開設可能です。
が、ある程度のHP作成知識があると販売しやすいです。
販売方法その2.委託販売を行う
ボドゲーマ・イエローサブマリン等で委託販売を行うことが出来ます。
ボードゲーム取扱店の大手なので、多くの人の目につくことが予想できますが、
委託販売の審査や、売上の20%~30%ほどが手数料として引かれます。
ボドゲーマの場合は20%、イエローサブマリンの場合は30%の委託手数料が引かれます。
商品販売情報の設定で審査がありますので、簡単に委託が出来るというわけではありません。
販売方法その3.クラウドファンディングを行う
日本国内では、CAMPFIRE・Makuake等のクラウドファンディングにて販売が可能です。
販売前の顧客リサーチと制作資金の調達が同時に出来ることが強みです。
一方、審査に2週間~1ヶ月ほどの時間が掛かるのと、目標達成の計画を確実に立てる必要があります。
申請の難易度はMakuakeの方が高く、最初の申請時から達成までの見通しを示す必要があります。
CAMPFIREは、まだ試作段階のものであってもページを作成することが可能です。
どちらも目的→計画→見返りを正しく設定しましょう。
販売方法その4.ゲームマーケットへの出展
ボードゲームの即売会として、ゲームマーケットを利用することが可能です。
年に数回(春・秋・大阪開催など)の出展が可能です。
詳細はゲームマーケットの出展申し込みから確認をしてください。
例年通りであれば、およそ開催の半年前に1次申し込み、4ヶ月前に2次申し込みが行われます。
開催の4ヶ月前には「カタログ原稿」を入稿する必要があります。
一般出展の申込みであれば、車両搬入・同伴者の申請が必要な場合は忘れずに行います。
2021年9月現在の出展料は、22,000円・24,200円・44,000円です。
出店場所や広さによって料金が変わるので、詳細は公式サイトを確認してみましょう。
抽選に受かることが出来れば、誰でもボードゲームの祭典に出展できるのはとても大きいです。