【ゲームの基本構造】裏切り者ゲーム

この記事は約2分で読めます。

システムの概要

ゲーム開始時点で誰か分からないようにされた「裏切り者」という役割を組み込まんだゲームのことを指します。

チーム戦ゲームの一種とも考えられますし、「裏切り」というシステムを加えた協力ゲームとも考えられます。

解説

このシステムは「協力ゲーム」であり、「隠し役割ゲーム」でもあり、「チーム戦ゲーム」でもあると言えます。
プレイヤー同士のかりそめの協力によりゲームが進み、様々な選択により出てきた情報を裏切り者が利用することで、更にゲームが盛り上がりを見せていきます。
裏切り者(敵対チーム)は、情報をもとに「推理」「告発」「ミスリード」を行うことが出来ます。

協力ゲームチーム戦ゲームでは「協調性を保つための選択」が用意されていますが、
裏切り者ゲームではそこに「不明瞭」という要素が加わります。
これにより、ゲーム内に「不確実性」と「ミステリー性」を持たせることが可能になります。

このシステムを導入しているゲームとして「人狼」や「お邪魔者」が有名でしょう。
正体隠匿系ゲームと言われる場合もあります。

このルールを採用する場合は、
①どのようにして裏切り者が判明していくのか
②裏切り者が判明した時にどのような立ち回りが可能か
③1対多の状況でも公平性が保たれているのか

気にしながらゲームを作っていくことが必要だと言えます。

1対多という状況になりやすく、「経験の浅いプレイヤーが炙り出されてしまう」ことが多いため、
初心者にとってハードルの高いゲームのように捉えられがちです。
一方、上手くゲームが進んだ時の快感(爆発力)も高く、中毒性のとても高いジャンルだと言えます。

実際に採用されているゲーム

・「人狼」
・「お邪魔者」
・「デッド・オブ・ウィンター」
・「丘の上の裏切り者の館」
・「バトルスター・ギャラクティカ」
他…

コメント

タイトルとURLをコピーしました